りっぷのその後…⑥

2021年06月05日 23:20
カテゴリ: りっぷ療養日記

前回の受診から2週間、ステロイドの内服をして様子を見ていたりっぷ。
オシリのポリープ様の腫れはだいぶ引きましたが、かなり数がありそうに見えます。

先生も気に掛けて下さり、他の獣医さんや大学研究室に尋ねたり海外の論文まで調べて頂いていたようですが、症例報告がなかったようです。
場所も難しいだけに積極的治療とはならないのかもしれませんし、もしかすると飼い主様が気付く前に自咬が始まってしまって原因解明には至っていなかっただけかもしれません。

肉眼だけで見て悪性だとは決められないけれど、良いものではなさそうという印象は変わらないようで…

この先寿命を踏まえて8年ほどカラー生活をしていくことは巻いてある首にも限界が来て厳しいでしょうと。
メスで育児嚢もあるため炎症を起こすことも考え得るし、今はステロイドで腫れや痛みが引いていたとしても長期使用は負担が大きすぎる。

選択肢としては…このままどうなっていくのかわからないままカラーだけ巻き直しをしていくか、可能性は限りなく低くなるかもしれないが手術をしてみるか、安楽死を選ぶか。

本当に難しい選択肢。
このままいくとなると、腫瘍が広がって尿道や肛門を塞いでしまってさらに苦しませることになるかもしれない。
手術はこういう症例の経験がないから術中死もありえるし、腫瘍がどこまで広がっているのかわからないので取り切れるのかどうかすらわからない。

でももし手術を選ぶのであれば自分にやらせてほしいと言って下さいました。オシリからのアプローチだけでは厳しいので開腹手術でいきたいと。

一度持ち帰り、家族会議しました。
子供達も家族のことだから、とホントに真剣でした。

結論、私達は手術を選びました。
この選択がいいのか悪いのかはわかりません。
もしかしたらこの日が最期の日になるかもしれない…
そう思うと胸が苦しいです。

でも可能性がないわけではないなら、後悔したくないと思いました。
今現在彼女はカラーを巻いているせいで好きなようにも動けず、手に持ってご飯も食べられず、モモンガらしい生活が送れていないことも不憫でたまらない。
生きてて欲しいと願うことが苦しめているのかもしれない、とかたくさんのことがよぎります。
正直気持ちがぐちゃぐちゃです。

シッポの怪我から数えてカラーを巻いたり外したりをかれこれ半年。
まさかこんなことになるとは思っていなかったけれど、ここまで頑張ってきてくれたことも絶対無駄にはしたくない。
手術するからには死んでしまうかもしれないことは出来るだけ考えずに、完治を目指してりっぷと一緒に頑張りたいと思います。



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