去勢手術

2021年10月28日 16:33
カテゴリ: 飼育について

フクロモモンガは元々群れで生活していることもあり、多頭飼いされる方も多いと思います。
同性同士であればもちろん繁殖の心配はありませんが、ペア組みしやすいのは間違いなく異性同士だと思います。

本能的に子孫を残すため当然とも言えると思いますが、相性さえ良ければモモンズは繁殖が上手くいきやすい動物だと感じます。
ずっと夫婦仲良く…となるとどんどんベビちゃんが生まれてくるわけです。
子供と夫婦とで家族みんな仲良く、と考えていると近親交配の可能性もありまして、親が誰だかわからない子供が生まれてくることも懸念されます。

一般のご家庭だとケージの数やお世話の手間を考えると増え続けていくことはリスクを伴うと思うので、♂♀ペアでの飼育を始める前から先々の飼育の仕方として検討して頂きたいのが去勢手術です。

去勢手術に関しては賛否両論あると思います。
子供達を含め♂♀をケージ分けして繁殖を避ける方法ももちろんあると思います。
しかし思惑通りにいかないこともあって、子供が♂でパパと息子一緒に暮らすとなるとママは1人になってしまってかわいそう…など。
であれば繁殖を避けるには去勢手術となるわけです。

去勢手術のやり方も獣医さんによって違うようです。
一晩お預かりで様子を見るところもあるそうですが、我が家のかかりつけの先生は日帰りで手術を行って下さいます。
(私は獣医ではないので、細かい方法に関しては間違ったことを書いては困るのであえて説明致しません。)

手術に伴い麻酔も使うことになります。
多少の出血も伴います。
リスクゼロではありません。
手術後の傷をいじってしまわないようエリザベスカラーを予防のために一時的に巻くこともあります。
無事に手術を受けて無事に回復するまで様子を見る必要があります。
術後はホルモンの影響を受けて太る可能性があります。
我が家の子のうち2匹去勢をして2匹とも大きめさんになってしまいました…

去勢手術は緊急の手術ではないので、考える時間をしっかり持つことができます。
こんなはずではなかったと後悔することにならないように、かかりつけの先生とよく相談しきちんと納得した上でお受け頂くことをお勧め致します。




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