楽しみ半分、不安半分で小さな新しい家族を迎えた後…
早く慣れて欲しくてどう構ってみようか?ということに目が行きがちですが、小さな体で新しい場所へのお引越しは思っている以上にストレスを感じているかもしれません。
そこで一番気に掛けて頂きたいことは体調です。
体調といっても元気かどうか、は初めてお迎えされた方はよくわからない部分もあるかもしれません。
一目瞭然なのは食欲、食べている量、うんちおしっこの性状や量を見ることです。
お迎えされた後しばらくの間はできればご飯の種類を変えずにお迎え元と同じものを与えた方が本人の負担は少ないです。
ブリーダーさん、ペットショップさんによると思いますが、お世話してもらっていた時に何をどのように食べさせていたのかは必ず情報を得て頂きたいです。
それから多くの方が成長過程の子をお迎えされていることと思います。
半年くらいまでは停滞期を挟みつつしっかり伸びてゆき、半年を過ぎると緩やかになっていく傾向にあります。
ここで参考になるのが体重です。
見た目で大きくなるのはもちろん感じ取れるとは思いますが、体重がどのくらい増えたり減ったりするのか、ペースはどうか、数字として確認しておくことが重要です。
お迎え当初と時間が経ってからの変化も比べることができます。
小さい家族の体重測定にはキッチンスケールの0.1g単位のものがおススメです。
微妙な増減は日々あると思って下さい。
排泄のタイミングや前後でご飯を食べたかどうかによっても変わってきます。
でもずっと減り続けたり、ずっと停滞期だったりすることには疑問を持って頂けたらと思います。
出来るだけ条件を揃えるために同じ時間を選ぶといいのかな?と思います。
お迎え後に体調を崩したり、ご飯を食べなくなったという話はよく耳にします。
小さい子達は弱ったところを見せないようにするのが普通です。
気付いた時には手遅れになることもあります。
その変化にいち早く気付くためには観察を優先すべき時期を大切に過ごして頂きたいなぁと思います。
そしてお迎えして1ヶ月前後くらい経った頃には主治医を見つけておくために健康診断を受けることをお勧めします。
全身状態の観察・検便など先生の目線で感じることがきっとあり、有益な情報を得られる場になるかもしれません。
飼育を始めたばかりの環境が良いのか悪いのかについても相談することができます。
すごく弱ってから、すごく痩せてから、では立ち上げることが難しいこともあります。
おうちでの様子が先生にお伝えできるように日々の様子を簡単にメモしておくと便利です。