勝頼療養…その後②

2023年01月08日 11:03
カテゴリ: 勝頼療養日記

あまり外に連れ出すことも負担になるだろう、と年末年始が明けてからは定期的な診察・体調変化があった時は診察、ということを条件にネブライザーも皮下点滴もお薬をもらってきて自宅で処置させてもらっています。

手術後、傷痕は順調なものの体調はアップダウンのある日々を送ってきました…
鼻風邪のような症状はなかなかスッキリと治らず、それによって食欲があまりない日もありました。

先生から、在宅治療にプラスして少しでも呼吸を楽にしてあげる為に濃縮酸素の導入を提案して頂きました。
業者から直接レンタルできるものでした。

酸素ボンベなどではなく、空気中の酸素のみを集めて供給する、みたいなイメージです。

初期投資も継続費用も掛かりますが、手術をして治るなどではない症状にはできることの限界もあるので、試してみることにしました。

小さなクレートを使う方法もあるのですが、体に対してはだいぶ大きいわけで。
体を冷やしたくなかった為にプラケースにチューブを引き込んで使う方法を選びました。

実際使ってみて酸素濃度のコントロールと温度湿度管理が難しい…というのが第一印象でした。
温湿度計とにらめっこしながら加湿する為にキッチンペーパーを濡らしたものをぶら下げて、加湿器を側で焚いて、パネルヒーターを使って温度管理して、酸素濃度計とにらめっこしながら蓋を開ける幅を調節したり…
なによりも昼間仕事で空ける時間があったとしてもうまく使えないと意味がないので、初日はとにかく開けたり閉めたりし続けていました笑

一番気を付けたのはチューブから出る風が冷たすぎて温度が下がりやすいことです。
先端にガーゼを巻き風量調節して、チューブの途中をパネルヒーターで暖めて温かい空気が出てくるように工夫しました。
そして試行錯誤の末、ある程度安定して酸素供給できるコツを見つけました♪

当の本人はやはり楽に過ごせるのかスヤスヤ眠れる時間ができました。
ネブライザーの後は鼻水が出やすくなるのかジュビジュビと鼻が鳴って少し苦しそうにする場面もいまだにありますが、濃縮酸素を導入してからいくらかマシになったと思います。

食欲も最初に比べたら少しは出てきていると思います。

ホントに!
ホントに‼︎
手術だけでも大変だったのに、苦しい中でよく頑張ってくれていると思います。
余計なことで苦しませてしまった後悔の念は全力サポートで報いるしかありません…
勝頼の生きる力はスゴい、と感心しながら経過を見ているところです。

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